アンチヒーロー

自慢する気にもならない
ありふれた鬱屈
地面に近い身分は
困りもしない

ほら ほら 「こら」

偽善が出しゃばった日も
ありふれた鬱屈
見上げるだけの身分は
名前も知らないけれど

目には見えない風が 全て壊し
赤と青が燃える

嬉しくて 悲しくて 許せない思いが
繋がって 姿を変えては吠える
「手に入れた その力 間違った方へ行かないで」
遠くから 小さく響く
「この存在をかけて」

束の間 訪れた休符
まるで100年もの
後ろ手の編み細工は
淀みもしない

さら さら さら

偽善が出しゃばった日も
懐かしい鬱屈
後ろで踏み潰しては
おとぎ話にもならない

目には見えない風は 当たり前だろう

苦しくて 悔しくて 許せない思いが
繋がって 笑いながら背を向ける

白と黒が爆ぜる

嬉しくて 悲しくて 許せない思いが
繋がって 姿を変えては吠える
「手に入れる その未来 悲しい方へ行かないで」
嘘のように 小さく響く
「この存在をかけて」